事件・事故

オウム麻原彰晃の死刑はいつ執行されるのか?

あの忌まわしい「地下鉄サリン事件」から今年で20年。今だ後遺症に苦しむ被害者が多い一方、事件の風化が進んでいます。

20年という長い月日は、あの「オウム事件」を知らない若者を増やしました。また、後継団体「アレフ」へ入信する若者もとくに北海道や関西など地方において地道に増えており、不気味さを感じますね。

さてそんななか、一連の無差別テロを主導した「オウム真理教」の教祖だった麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚(60)の死刑執行が近づいているのではないかという見方が報道されています。

麻原彰晃 死刑執行のXデーとして逮捕日の5月16日説も浮上(NEWSポストセブン)

2006年に死刑判決が確定してからすでに9年。麻原に限らず、「オウム事件」での死刑判決が確定した13人については今だ刑は執行されていません。しかし前述の記事によると、いよいよ今年死刑が執行されるかもしれないというのです。

ただ、死刑が執行されればますます事件が風化するという懸念や、拘置所内での麻原の「奇行」が死刑執行の判断を送らせているという指摘もあり、情勢は不透明です。

先日麻原彰晃の三女で「アーチャリー」のホーリーネームを持っていた松本麗華さんが顔も本名も公開し、自身の手記「止まった時計 麻原彰晃の三女アーチャリーの手記」(講談社)を上梓しました。

この本のなかで麗華さんは父である麻原彰晃を、教団内で必ずしも「絶対的な存在」ではなかったと述べています。マスコミが作り上げた「悪の権化麻原彰晃」像を否定しているのです。

一連の「オウム事件」は果たして本当にすべて麻原彰晃の指示だったのでしょうか?松本麗華さんのロングインタビューでも、この点について疑問を持っているようです。

「教団内の中と外は、それほど大きく変わらないものだった」~"三女アーチャリー"こと松本麗華氏インタビュー~(BLOGOS)

いずれにしろどうしてこのような事件が起こったのか、なぜオウムが国家転覆を画策したのかを麻原彰晃自身が語り真相を明らかにしてくれなければ、死刑を執行しても何も解決しないのです。

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