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米国の動物園で転落した子供を救うために殺されたゴリラに罪はあるのか?

米国のシンシナティ動物園で、ニシローランドゴリラの飼育エリアに転落した3歳の男の子を救うために、オスのゴリラ「ハランビ」を射殺した事件は波紋を呼んでいます。

2016年5月28日家族とともに動物園を訪れていた3歳の男の子はゴリラ舎の保護柵を越え、約3メートル下の堀に落ちました。このままでは男の子が危険だと判断した動物園は、このゴリラを射殺。

男の子は近くの病院に運ばれましたが、幸いにも軽いケガ程度で済んだそうです。

その緊迫した様子を観光客が映したビデオがこちらです。

男の子がすごいスピードで堀の中を引きずられています。ですがゴリラがふと止まり、男の子をやさしく立たせるような様子も見てとれます。

このビデオにはその状況の一部始終は撮影されていないようで、実際には男の子は10分くらいゴリラに引きずり回されていたということです。

この動画だけではなんとも判断できませんが、ほんとうに射殺しか方法はなかったのでしょうか?麻酔銃などを使うことはできなかったのでしょうか。これは推測ではありますがこのゴリラは周りで叫んでいる観光客らに驚いているように感じます。この男の子を襲う気持ちなどなかったのではないでしょうか。

この事件は各国のSNSで盛んに議論されており、この男の子の保護者の監督責任を問う声や、ゴリラは男の子を守ろうとしていたのではないかなど、今回の射殺に抗議する声が上がっているようです。

最近世界の動物園でこのような痛ましい事故が相次いでいるようです。

世界で相次ぐ動物園事故、ゴリラ射殺は氷山の一角(ナショナルジオグラフィック)

人間が生息域を拡大したことで絶滅の危機に瀕しているゴリラが、守られているはずの動物園で殺されるという悲劇。世界中の動物園には安全対策を徹底してもらいたいですし、訪れる観光客もそのモラルと行動が試されているのではないでしょうか。

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