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カピバラみたいな可愛い動物「ヌートリア」は姫路城を崩壊させるかもしれない「害獣」だった!

世界文化遺産の姫路城に「害獣」が生息していることが波紋を広げています。

その動物が石垣の隙間に入り込んで巣を作れば、強度の低下でお城が崩落する恐れがあるとして、姫路市は対応に追われているのだそうです。

その姫路城を崩落させかねない動物それがこの特定外来生物「ヌートリア」なのです。

nutoria

ヌートリア

見た目はなんともかわいらしいとても「害獣」とは思えない動物ですよね。

このヌートリアは南米原産のネズミの仲間で、日本ではもともと生息していなかった「外来種」です。とても丈夫で育てやすく、柔らかい上質な毛皮が入手できるということで、第二次世界大戦頃、主に軍隊の防寒服用として世界各国で飼育されたそうです。

日本においても第二次大戦のころに軍部によって飼育が奨励されましたが、敗戦後に多くが放逐され野生化したということです。特に西日本ではその生息が拡大しているのです。

これは京都の鴨川に生息する野生の「ヌートリア」です。

ビスケットをくるくる回しながら食べる姿は可愛いですよね(笑)

でもこんなに可愛らしい「ヌートリア」ですが、人間にとってはまさに「害獣」で、ため池の堤防に穴を開けたり、畑の野菜や稲を食い荒らしたり、漁網を食い破ったりととても迷惑な動物なのです。

その生息が多数確認されている京都府では、ヌートリアによる農業被害額が年間におよそ1000万円を超えているのだそうです。

姫路城周辺で生息が確認されたのは2016年5月のことでした。姫路市の職員がお城を巡回中に中堀を泳ぐヌートリア3匹を目撃したのです。その後、市民からも目撃の通報があり、市では捕獲を続けているのです。

国宝姫路城に“天敵”ヌートリア 石垣崩落の恐れも(神戸新聞NEXT)

今のところは姫路城の石垣に目立った変化はないようですが、引き続き姫路市では捕獲を継続するということです。

 

これは他の特定外来生物にも言えることですが、人間の都合で繁殖が奨励され、不要になったら野生に放逐してあとは知らんぷり。そんな人間の身勝手がしっぺ返しとなってこのような問題が引き起こされているような気がしてなりません。ヌートリア自身は生きるために必死なのですから・・・

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