芸能ニュース

中川家兄剛を襲った「パニック障害」

「ザ!世界仰天ニュース」11月19日放送回は「人に言えない病SP」でした。

誰にでも人に言えない病の1つや2つあると思いますが、漫才コンビ「中川家」お兄さんの剛さんがかつて悩まされた病があります

「パニック障害」

人前が怖くなったり、電車や飛行機など閉ざされた場所に居ると激しい動悸やシビレなどを起こし、呼吸困難になるメンタルの病です。

お笑い芸人としてまさに致命的ともいえるそんな病との闘いの日々に番組では迫りました。

 

突然のパニック障害発症

ときは1997年大阪。若手実力派漫才コンビとして人気だった「中川家」は地元でのレギュラー番組を数本抱える売れっ子でした。

そんな頃兄剛さんに症状があらわれます。脂汗をかき、呼吸が苦しくなった彼は漫才の途中「無理や」と言って突如舞台から消えるのです。舞台にひとりとなった弟礼二さんは、なんとかモノマネなどでつなぎ事なきを得たのですがこのとき剛さんは自分が「パニック障害」になっていることをわかりませんでした。

その後病院へいき様々な検査を受けますが脳も心臓も異常はなし。最後に精神科へ行き「パニック障害」という病名を知ることとなるのです。日本では100人に1人という割合でかかると言われているこの病気は不安神経症という精神疾患で、根治薬などはないことから長年苦しめられている人も多い病です。

弟にも言えず悩む日々~引退も考えた

パニック障害のことをしばらくは弟にも言えなかった剛さん。相変わらず人前が怖い。電車が怖い。閉ざされたエレベーターが怖い・・・一人ひきこもり悩む日々が続きます。

仕事に出れない剛さんの分も頑張ろうと礼二さんはひとり孤軍奮闘します。そんなころ剛さんは「オレのせいで才能ある弟を不遇にしている」と考え引退をも考えるのです。

いつしか数本あったレギュラー番組はほとんどが降板となっていました。漫才コンビ「中川家」はまさに風前の灯火でした。

弟への病の告白。そして二人の「パニック障害」との長い闘い

剛さんは弟礼二さんに自身が「パニック障害」であることを告げます。そのころまだあまり一般的ではなかったその病名に弟礼二さんは困惑します。ですが弟は兄を責めませんでした。剛さんは礼二さんに打ち明けたことで少し救われた気がしていました。

ここから2人の長い闘いが始まるのです。

以前として電車などで移動していると息ができなくなっていた剛さん。そんな兄を思い礼二さんは通常30分で行ける仕事場への電車移動を2時間かかる各駅停車に変えます。徐々に徐々にムリをせず克服していこうと剛さんを励ますのです。

病を克服し「M-1グランプリ」チャンピオンに

礼二さんの協力もあり、剛さんの症状も次第によくなっていきます。先輩芸人も剛さんを励まし続けます。そして2001年中川家は第1回「M-1グランプリ」で見事にチャンピオンとなります。まさに兄弟の深い絆が生んだ勝利でした。

 

兄想いのやさしい礼二さんと周りのサポートで「パニック障害」を見事克服した剛さん。

芸能人のなかにもこの病にかかって苦しんでいる人は意外と多いようです。

この病気の回復には周囲の理解が必須です。今回の番組がきっかけとなり、認知度があがり理解が進むことを期待したいですね。

-芸能ニュース