雑学

人間ドックや健康診断は受けないほうが長生きする?

コレステロールや中性脂肪の上下で一喜一憂。毎年の健康診断って憂鬱ですよね。

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そんな健康診断や人間ドックを毎年受けるとかえって寿命が縮まるという説があるのです。

この説を唱えるのは「医者に殺されない47の心得」が100万部を超える大ベストセラーとなった、元慶應義塾大学医学部専任講師の近藤誠さんです。

さて、ではなぜ人間ドックや健診を受けないほうがいいのでしょうか。

CT検査で発がんリスクが高まる?

CTスキャンは放射線をあてて身体の中を輪切りにし、精細に見ることができる画期的な検査方法です。日本は他の先進国より高い普及率を誇っています。しかしこのCT検査の被ばく量は1回あたりおよそ5.30ミリシーベルトととても高く、年に2回受けただけでかなり発がんリスクが高まるというのです。検査を受けに行ってかえって病気になる確率が上がるのだとすれば本末転倒ですね。

降圧剤の服用でかえって不健康に?

血圧やコレステロールの値も気になりますよね。基準値を超えると再検査され、お薬を出されてしまいます。高血圧は怖いですから我々は黙って降圧剤を飲むしかないのでしょうか。ですが近藤氏は「血圧140mmHgで降圧剤なんてとんでもない。適正な血圧は人によって違うし、一律に下げようというのはおかしい。そもそも高血圧値の基準は根拠がはっきりしない。」と一蹴します。

見つけなくてもいい腫瘍までみつけられ後遺症の危険?

年々精密になっている我が国の医療。わずか数ミリというとても小さな腫瘤も簡単に発見されてしまうのです。その腫瘍がいつ破裂するかわからないと言われれば、手術しようと考えるのも無理もないでしょう。

ですが脳腫瘍の場合、1センチ未満の腫瘤が1年以内に破裂する可能性は0.05%なんだそうです。20年経ってもわずか1パーセントほどです。一方、脳腫瘍の手術を受け後遺症が残る確率はなんと15パーセントです。どちらが危険なのでしょうか?「毎年きちんと人間ドックを受ける人ほど、小さな腫瘍を発見されてしまうから危険なんです。」と近藤氏はいいます。

がん健診でみつかるがんのほとんどは「がんもどき」らしい?

がん検診で早期発見できれば治療しやすいというのが現在の常識ですよね?近藤氏はこれに対しても「検診で“がんもどき”を発見されて、受けなくてもいい治療をおこなうことが問題。今手術しないと治らないと脅されて臓器を切られたり、抗がん剤による副作用で苦しめられる可能性があり、そのほうがよほど有害。不要な治療で寿命が縮むこともありますから」といいます。

 

このように人間ドックや健診の危険性を指摘する近藤氏。「受けるのがあたりまえ」だという我々の認識を変える提言ですね。もちろんこの説を信じるかどうかは貴方次第ですが、これに限らず世の中にあるものは、なんでも疑ってかかることが大事なのだと教えてくださっているのです。

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