国際情勢

「高倉健死去」が日中友好復活へのきっかけとなるか?

日本映画史に残る偉大なる巨星高倉健さんが83歳で亡くなりました。

高倉健

生前中国とも縁のあった高倉健さんの死去を偲び、異例ともいえる中国外務省報道官の追悼コメントや、共産党系新聞で追悼記事が大きく特集されるなど、あらためて健さんの影響力の大きさを感じた人も多いのではないでしょうか?

そもそも高倉健さんが中国で有名となったのは、長く続いた「文化大革命」が終わったあと公開された映画「君よ憤怒の河を渉れ」(中国名追捕)なんです。

健さんの声が少し違和感がありますがシブくてかっこいい!これは中国にファンが多いのも頷けます。

この映画日本ではあまりヒットしませんでしたが、中国ではなんと国民の2人に1人は見たと言われている映画なんです。当時文革で娯楽作品に飢えていた中国人はお隣の国日本の壮大なスケールの映画に、そして高倉健さんの寡黙で誠実な役柄に魅力を感じていたのです。

耳に残る独特なテーマ曲も中国人にはかなり印象に残ったようです。

タイトルの背景には新宿の高層ビル群がそびえています。当時の中国にとって日本は近代化した都会に映ったことでしょう。

 

そして、中国の人の心に沁みいる日中合作映画「単騎、千里を走る」での主演も健さんでした。中国を代表する映画監督チャン・イーモウ監督が健さんの大ファンということで熱烈なオファーをし実現したそうです。

現在いろいろな問題が山積している日本と中国の関係ですが、健さんが生前「人と人との縁」の大切さを示してくれたように、お隣の国どうしの「縁」がまた復活することを誰しもそして健さんも望んでいるのではないでしょうか。

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