生き物

「栃木悪質ブリーダー大量遺棄事件」に見る「ペット業界」の深い闇

我々の生活に癒しを与える「ペット」。

家族の一員として、そして大切なパートナーとして、太古の昔より人間と犬や猫の結びつきは強いものです。

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日本は世界でも有数の「ペット大国」で、とくに犬や猫の数は約2300万頭と少子化が進む我が国の15歳未満の子供の数より多いのです。

先日そのペット業界のあまりにも深すぎる闇の部分が浮き彫りになった事件がありました。

栃木悪質ブリーダー犬大量遺棄事件」です。

この事件は2014年11月、栃木県宇都宮市の鬼怒川河川敷で44匹、同県那珂川町で27匹という大量の犬の死骸が相次いで発見されたもので、栃木県警は、悪質なブリーダー(繁殖業者)が劣悪な環境で犬を飼育し、処理に困って捨てた可能性があるとみて調べています。

このように所謂商品価値のなくなった犬たちが、悲惨な最期を迎えていることはあまり知られていません。国内では2012年の動物愛護法の改正によって、それまで自治体などが引き取っていた「売れなくなった犬」たちの行き場をなくしているのです。

売れない犬は生きたまま冷蔵庫に…ペット業界の裏にある恐ろしい現実(ニュースサイトリテラ)

大きくなり売れなくなった犬を冷蔵庫に放置し殺す・・・死んだら「生ゴミ」扱いで処分しているという衝撃の事実。

もはや犬や猫たちを「商品」としてしか見れず、日々大量に販売される日本のペットビジネス業界自体に警鐘を鳴らす大量遺棄事件。安易な気持ちでペットを飼おうとしている飼い主たちも同罪なのかもしれません。

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