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「絶食男子」に「中年童貞」日本男性はどうしてしまったのか?

先日発売された「ルポ中年童貞」(中村敦彦著・幻冬舎)という新書が話題となっています。


30歳以上の未婚男性の4人に1人が「童貞」だという日本。しかもこの割合はここ20年間上昇を続けているそうです。女性とのコミュニケーションのとれない男性が増え、アイドルやアニメなどの虚像にハマり、リアルな恋愛や性交渉に踏み込めない、またはそもそも興味がないというまさに深刻な社会問題ともいえるこの現実。

所謂「ネトウヨ」と呼ばれる方々もこの「中年童貞」が多いんだそうです。

過剰な自意識、人間関係の希薄さ……レイシストに「中年童貞」が多い理由(ビジネスジャーナル)

このように30歳以上の中年に増える「童貞」ですが、若い男性も性交渉への興味が薄らいでいるようです。日本家族計画協会が公表した、「男女の生活と意識に関する調査」によると、10代~20代前半のおよそ3割がセックスに興味がないか嫌悪していると回答しているのです。

「セックスに興味ない」草食男子を超えた”絶食男子”が若い世代に激増!(イロリオ)

現在45歳以上の「バブル世代」には信じられない現象かもしれません。「ナンパ」や「合コン」が当たり前の時代でしたからね。

しかしどうして日本の男性はこうなってしまったのでしょうか。その一因にはやはりますます広がる「格差社会」があるような気がします。

バブルより上の世代は現在のような深刻な格差はなく、非正規雇用も多くはなかった時代であり、女性のことを考える余裕がありました。ですが今は労働者全体の3分の1は非正規で、しかも年収が200万円以下という厳しい時代です。当然ながら自分のこと、生きていくので精いっぱいで、女性との付き合いへ回す時間もカネもないというのが実情ではないでしょうか。

そして昔と違いネットでアダルト動画などを簡単に見られるようになったことも要因としては大きいのかもしれません。

女性は肉食化し、男性は絶食化して「童貞」が増える現代日本。ますます進む少子化にもつながるこの問題に打つ手はあるのでしょうか。

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