国際情勢

「世界一貧しい大統領」ホセ・ムヒカは真の政治家だった

「世界一貧しい大統領」として世界的に有名な、南米ウルグアイの第40代大統領だったホセ・ムヒカ(79)が3月1日に5年の任期を終え退任しました。

hosemuhika150302

ウルグアイでは大統領の再任は禁止されており、国民的人気だった同大統領の退任は世界的に大きな話題となっています。

このホセ・ムヒカという大統領が一躍世界で有名になったのは、「リオ会議」での現代消費社会への警鐘を訴えるスピーチでした。

このスピーチのなかで彼が言った、「ほんとうに貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」というこの発言には感銘を受けた人も多いのではないでしょうか。

日本でも彼のスピーチをまとめた「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」という絵本が発売になっています。

「世界一貧しい大統領」とされるムヒカはとても質素で慎ましやかな私生活でした。一国の大統領にも関わらず給料のほとんどを寄付し、郊外にあるボロボロの一軒家に、愛する妻と愛犬とともに暮らしています。また、護衛が嫌いでふらっと大統領執務室を抜け出して近所の大衆食堂に顔を出すなど国民目線を貫きました。そんな彼を国民は親しみを込めて「ペペ」と呼び愛したそうです。

そんな彼を象徴する写真があります。こちらです。

hosemuhika150303

このラフなスタイル!国際的な会議でも短いズボンにサンダル履きです。徹底して現代の消費社会を、そして権威主義を否定するポリシーが彼にはあるのですね。

そして彼は決してネクタイをしませんでした。彼はネクタイを「苦しいだけの無用のボロキレだ」と言い放ったそうです。うーんなんだかかっこいいです!

こんな「庶民派大統領」ホセ・ムヒカですが、昔はゴリゴリの極左武装ゲリラだったそうです。国民の生活を良くしたいという強い信念を持った本当の政治家といえるでしょう。

金にまみれたどこかの国の政治家たちはムヒカの爪の垢でも煎じて飲んでほしいものです。

-国際情勢